知っておきたいフェアリングの効果

フェアリング(カウル・カウリング)は空気の抵抗を減らすために車体につけられているカバーのことです。風が吹いていないときでも、ハーレーを走らせているときは前方から風が吹く状態になります。その抵抗を減らすためにつけられている装備で、風を減らして走行時の負担を軽減することができます。

風を受け流す形をしていて、風の抵抗を減らす工夫がされています。付ける場所によって名称が変わり、車体全体が覆われているフル、エンジンの下につけるアンダー、メーターやヘッドライトのあたりにつける小さめのビキニ、シートの後方に取り付けるテール・リヤ・シートなどと呼ばれるものがあります。フェアリングはなくても走ることができるパーツですが、風の抵抗を減らして快適に走らせてくれるアイテムなので、カスタムの際に取り入れてみるといいです。

空気抵抗を減らすことはスピードアップにもつながるので、コンマ1秒を争うレーサーたちは当然のようにつけています。ハーレーでのツーリングの時は、夏ならまだいいかもしれませんが冬になってくると冷たい風が身に染みるようになります。この抵抗を少しでも軽減して楽に走りたいならば、装着しておくといいです。

風の抵抗を減らすだけではなく、虫除けや雨よけ、寒さ対策にも効果を発揮してくれます。「風を全身に受けて走りたいんだ」というハーレー乗りには向かないかもしれませんが、走り心地をアップしたい人には適しています。